日本高野連発第Ｗ7408号
平成２０年１１月２８日

　都道府県高等学校野球連盟会長殿
　加盟校学校長殿
　同野球部責任教師　殿

財団法人　日本高等学校野球連盟
会　長　　　脇　村　春　夫

ベースコーチの事故防止と雷対策について

今般、当連盟では試合中のベースコーチへの打球による事故防止のため、コーチスボックスでは必ず打者用ヘルメットを着用するよう、平成２１年のシーズンインから義務付けることとしました。
　これは、昨年アメリカのプロ野球・3Ａで打球による死亡事故があり、ＭＢＬ傘下の3Ａ以下の試合では、08年からベースコーチのヘルメット着用が義務付けられています。
　ベースコーチにヘルメット着用を義務付ける取り扱いは、その後も、国内外各方面で、現在検討が進められています。
　なお、当分の間は都道府県連盟で予備のヘルメットを球場に備え、ヘルメットが不足する出場校に貸し出すなどの対応をお願いします。

当連盟では雷発生時の対応について、高校野球特別規則で「雷発生時または発生の恐れがあるときは、金属製バットを使用しないこと」としてきましたが、雷発生時および発生の恐れがあるときはむしろ試合を中断し、天候の回復を待つべきだとして、この項を高校野球特別規則から除外することとしました。
　雷の発生を予測することは難しい面もありますが、試合開催時には当日の天気予報や公開されている天気の実測データなどに留意して、運営に万全を期してください。